2000年10月の徒然

 

■■■ 10月 13日■■■

昨日はパプリカを買ってきた。可愛いから好き。いつもは、赤か黄色、昨日は珍しくダイダイ色もあった。
昨晩、それでナシゴレンを作った。今晩は、ジャンバラヤを作った。変わってる? たまにはね。

今、シチューを作ってる。どうせ量多いし、津にいる私の大切な親友たち、うまくできたらあげるからね。
余裕があれば、明日はスィートポテト作るかもしれない。もうすぐ、旬の季節。
よく作らされたariko製のスィートポテト。相変わらずあの味、この手から作り出されてる。
あの頃は、街の繊細さに気づく余裕もなく、ただただ、つらかった。何もかもが悲しかった。
コスモスが、ひんやりとした風にゆれてる。 動輪の元宿る繊細さよ。寒空の下、凛として、上を向いてる。


■■■ 10月 12日■■■

最近「元気?」という問いかけが嫌い。元気?とかがんばってる?とか最近どぉ?とか。軽いんだよ。
かける一言目として、軽すぎる。その瞬間にその相手が軽く浅い関係の相手へと変わる気がする。
うろたえ、答えにつまる。返事として出てくるものは、苦笑いと曖昧な返事。
歳をとったってことかな、、それとも社会に出て摺れたのか、いろいろ経験して歪んだのかもしれない。
今まで生きてきた中で、私自身もそれらの言葉を使ってきたことすら、自責の念で潰れそうになる。
「頑張ってるかって?頑張る意味にもよるよ」 この、ryu-ji君のレス、ありがたかった。
本当に心の底から大切な相手には、使えない言葉達だと気づきはじめてる。
上辺の同情だけで済ませられない相手だけには、使わないことにする。つかえない。
目だけで、十分。軽い言葉なんて必要ない。慮るなら、せめて、もっと、本気で案じる問いかけにする。

ところで今夜は再びちびちゃん、ありがとう... 私はまたあなたに救われた。何度目だろう。SpecialThanks...
海と空との間に、猫と一瞬の家族になった。波の音が優しかった。浮かぶ光や、反射する光は、頼りなげで。
猫、あったかかったね。人懐こくて。まさか架け橋までついてくるとは思わなかった。今頃どうしてるんだろう・・。
そして、山間のミニチュアマンハッタン。奇麗だったなぁ・・・ 異空間。 また見つけた、新たな異空間。
あと一日、心を殺して嫌いな土地へ赴く。心を浮遊させ、自分という存在をどうにか保つ。
けど、土曜は。土曜の夜は恐らくこの街のどこかに存在する。ギターと共に。ひょんな場所に。人知れず。ね。


■■■ 10月 11日■■■

慰みか否か、例の、切望して止まなかった曲、やっぱり手に入れたよ。
すごく染みる。旋律に合わせて指を動かす。声を合わせて唄う。 目を閉じて聴く。 肌から染みてくる様な。
鳩尾(ミゾオチ)斜め60度上にある、磨り減り、捩れ、痛むネクサス、当然繰り返され終わりが見えないから、
時々こうしてリズムを整えてやらないと・・・ 整わないけど。笑

Heaven's not above tonight but 100 feet below. Suzy,don't you see ? That is your life? That is your life?
I don't wanna learn, I don't wanna turn, I don't wanna think about it.
I don't wanna taste, I don't wanna drive and I really don't wanna waste my life.

窓の外を打つ秋雨の音に包まれて、寝転びながら小説の中に溺れる時間が欲しい。
晴れた週末に部屋にいるのは、どうも鬱な気分に拍車をかける。
淡く高い空と白い雲に促され、外に出て行動しなくては、という切羽詰った観念に駆られる。
外に出たところで満たされるわけでもない。
だから、今週末は雨やったらええな.....
雨の週末を望むだなんて、学生の頃のガススタのバイト以来。
ガススタではなぜ雨を望むかって? 洗車に来ないからだよ、拭き上げ疲れるから。
天気予報は、心と裏腹、晴時々曇り。しっとりした秋雨が恋しい。


■■■ 10月 10日■■■

一人暮らしもこう熟年してくると、料理のレパートリーもさることながら、1人で食べる時の手抜きの方法も長けてくる。
恋人のいる時は、相手が一人暮らしだったりすると結構がんばるんやけどね。それだけは好きな事やで続く(^^)
でも1人の食卓は、材料適当に買っといて味付けも適当。同じ料理でも味付けを笑っちゃう程コロコロ変えてみたり。
だって食材って何を買うにもたいてい1人には不経済なんだもん。適当にアレンジして飽きないようにせな耐えられん。
最近お弁当作りさぼってます。でもその代わり夕食はちゃんと作ってるよ。投げた生活そのもののメニューやけど。笑

地のない蜃気楼 遊離し彷徨する心かな。 限界を感じる。何があっても自分を保てる程の強さが欲しい。
溢れても尚涸れず 引き潮にも尚深海の中 目も塞がれず。涸れ果てても蘇る強さ、あったらいいのにな。


■■■ 10月 9日■■■

私にはとてもとても愛した犬がいる。今春、ベスは亡くなって。私は仕事で死に顔も見れなかった。
すごくドジな犬で、名前を呼べば振り向きざまに電柱にぶつかるわ、溝にはまって慌てもがくわ、
吠える事がまずなくて(恐らく泥棒が入ってきてもしっぽを振ると思われる)犬らしからぬ人間の様な犬。
怒ると、じっとこちらを伺って、シュンとする。すねる姿を見ると、どうしても許してあげたくなってしまう。
他の犬に吠えられてもしっぽで愛敬を振りまいていた。実家にいた頃は、毎日一緒になって駆けずり回った。
公園の小さな山に一匹と1人、いつまでも夕暮れを眺めたりしていた。そんな時、じっと寄り添ってくれていた。
やさしくて、甘えんぼうで、穏やかで、無邪気で、あったかかった。大好きだった。たくさんのエピソード。
今日、母に電話したら、ベスに会いたいと言っていた。同じ犬種の違う犬じゃなく、ベスに会いたいって。
なんとなく、1曲作ってみた。 昨日のを入れたら、これで58曲目。 誰か聴いて。お粗末様々、だけど聴いて。
今回のは久々に詩が分かりやすいかもしれない。ここ数年、妙に難しい詩が多くなってたから。

今、友達に頼まれたPearlJamの新譜、MDに録音中。自分で買ったくせに、聴くの2度目。笑
でも耳には残ってるのばかり。やっぱり巨匠は違うかもね。うん。気に入ってもらえるだろうか。
ちなみにその身近な友達は、リンクのページにいるけど。ネ、。ほんとお待たせ。(^^;)
卓越してしまった巨匠達は、一般うけを狙った作りになってない事が多い、と思うのは私だけだろうか。
堪能しながら弾いてる。 売りたくて作った曲って、聴く人が聴いたらけっこうすぐわかる。
どうにも作りたくなって作った曲っていうのは、作ろうと思って作った曲ともまた違う。そういうものだと思う。


■■■ 10月 8日■■■

音には温度があった。
今日のライブはやっぱりよかった。arikoにとって、2大プレゼント+α みたいなライブ。
人数的にも、ごったがえしてなくてよかった。いいバンドは、何度見ても、やっぱりいいと、おもう。
音楽って、身体で感じることができるから、陶酔したり泥酔したり(笑) 音に溺れてる瞬間って好き。


■■■ 10月 7日■■■

今日の井出達、コンセプトは、アメリカの下町、チープガール。の、つもりやったんやけど、なんか違うみたい(ーー;)
まずはaceさんありがとうございました、ギター見る時さりげない様で結構鋭いとこ見てるんですね(笑) サスガです。
aceさんのレスポールは金色ですか? それにしても会社のarikoマシンのデスクトップ、見せたいくらいです。

今夜はJo'sBarでブルーグラスを見た、和やかな雰囲気がすごーくよかった。見てても顔が綻んでしまう程(*^^*)
バンドってやっぱ雰囲気大事で。別に仲悪くても大して問題はないといえばないんやけど・・・ (ねぇ竜さん 笑)
でも、お互い尊重し合った上で好き勝手できるくらいの仲間になれると、楽しさが全然違ってくるのは確か。
それから、バンジョーの方、半端じゃなかったです、また見たいです、 Vo&Gの方のキャラと酔い様もかなりよかったし
あれだけ飲んでちゃんと歌詞が出てくるのがすごい、フラットベースを弾きこなす奥さんの笑顔は素敵だなぁって思ったし、
最後に少しびっくりしたのは落ち着いた感じのマンドリンの方、声がよかった。みんなソロでも十分いけそうな感じがした。
こんなに身近で聴かせてもらえるバンド、上を見たらきりがないなぁって、それを実感してしまう音楽やった。

夜はいい時間やった。時々こんな時間を過ごせたらいいな。今夜はおひらき。0時を超えて、明日が今日になったから。


■■■ 10月 6日■■■

日が短くなると、時がいつもより速く過ぎ去ってゆくような感覚に襲われる。
特に、夕暮れ時に。 このまま、時だけは、何も語らず過ぎ去って行く。

自問自答してみて。 きちんと現実を見据えてる?
知り合いの日記を読んで、涙が出た。 その人の親戚が、列車に車ごとつっこんで亡くなった時の日記。
自殺じゃないの?っていう声に、そんなこと言う資格ねぇって、お前が軽々しく言える言葉じゃねぇって
その人は本気で怒っていた。その人は強くpositiveな自分を保つために、究極的には生きる意味なんて
初めからないんだって反転思想で自分を支えていたけど、こんなに惜しまれ亡くなった一人の人を見たら、
生きた意味がないとは到底思えないと。 そのページを最初から最後まで読んだ、繰り返し読んだ。
家族の描写が生々しく、圧倒され、しばらく何も考えられない状態になった。
言葉にすると、感じたこと全てが、軽くなってしまいそうで、だから、今日は、これ以上何も書かない。


■■■ 10月 5日■■■

コーヒー買おうと階下に降りたら、偶然、秋風に髪を靡かせながらralmさんが一服してみえた。
ralmさんは軽やかに、風のように歩く。時々みとれてしまう。ちょっとお茶目やけど(^^;)。 あんなふうになりたい・・。
一緒にコンビニへ行って、下の方が凹んだ缶のを買った、Rootsって新製品。 今日はビター。
飲茶楼が出た時も思ったけど、JTなかなかやるやん。他にはkabayaとか、どうも変わり物についつい目がいく私。

最近、心がまるで、店頭に並ぶ冷たくダランと横たわった鳥レバーみたいだった。
腐りかけたミカンのような日々やった。 もう、ホントに、何もかもがどうでもよかった。 なんにもやる気がおきず。
でも土曜は久々、Jo'sBarのライブにまた行けそう。 aceさん、音楽の語りを含めどうぞヨロシク... m(_)m
日曜は大好きな先輩達、大樹バンドのライブもあるし。かなえ先輩〜。しかも大阪のめちゃ好きなバンドもくるし。
そうなん、日曜のライブはarikoにとってマボロシやったバンドがくるん!! いしくん、きっと楽しいから (^ ^)
元気出さねば。なんか他の余計な事で忙しくなりそうやけど、へたってばかりいたらだめやね。。。

そうそう、しまっぷのところリンクのページに追加したよ〜っていうDMを、多分この後送ります (笑)
Bistroっていい感じ。 ソムリエは専属がいいね。コンチャ・イ・トロみたいな、実を感じるのが好き。


■■■ 10月 4日■■■

記念すべきいわしの日。とうとうなっちゃいました、24。

ゆーみん今日はどうもありがとう、インド料理おいしかった、インドの人達礼儀正しい!紳士やなぁ〜。
他のメールくれたみんなもありがとう。aceさんもありがとう。いしくんもtelありがとう。 みんな、大好きだよ。
年齢を口にするの、なんかどんどん重みを感じてくる。
歳をとりたくないとかそういうのもあるけど、それより、自分がその歳に見合うだけの
キャパやら力量やらを持ってる気がしない、やっぱりモラトリアム人間、切にそう感じる。
色んな事が、遠くて、遠くて。今、夜中だから余計にそう感じるのかな。こうしていると全てが、近いようで遠い。


■■■ 10月 3日■■■

ということで?会社の方はお分かりのように、逃亡致しました、これ、私の中でインプリンティングされそう。
ええ、ええ、解っておりますとも、社会人失格です。許して下さい、そんな日もあるよ。
距離と電車酔い、今後も入る忌々しい噂、適さない頭脳、境遇と孤独、とうとう自分に負けた一日。

会社や噂や、音楽さえ、全部、悪い意味で、どうでもよくなっていた。何一つやる気が起きなかった。
実家は逃げ場じゃないって言われてるのに、正直、今日は少しだけ逃げ場を求めて行ってしまった。
展覧会の合間をぬって、ほんの2時間、多忙な母が少しだけ会って一緒にお茶してくれた。
夜になり、会社ずる休みしたにも関わらずふらふらと出歩き、今度は学生の頃の元バイト先に現れた。
訳の解らんメールを送ってきてた社員が、申し分けなさそうな?笑顔と共に逃げ隠れしていた。
まったく、もう。 いいよもう。許すから。だから普通にしてちょうだい。
私を知り尽くしてる古い仲間達と口を交わしたら、逆に、色んな事、いい意味でどうでもよくなった。
グッタリ疲れきっていた背中が、少し軽くなった。 死んだような目が、ほんの僅かに生気づいた。
でも、まだまだ投げてる。負け続けてる、先送りにして、放置して、動かず甘えてただ恐れてる。
投げた生活を脱するには、どうしたらよいのだろ。転職? それは安直には決められない。
夢はあるのに、でもそれは、遠すぎて.. 横道を行ってるから気力が沸かないんだろう..
しかもさっき、電話があって。すごいタイミングやな。ちょっと忙しくなるかもしれない。いいのか悪いのか..
外国人がたくさん来て、英語と経験者がいるんやて。義理あるし、やってあげることに、、。テンション低め。


胸の隙間から何かが流れ、引き返した。 逃避行の日。
真っ昼間に継ぎ接ぎの帽子を目深に被り、
大きな荷物を抱え、日常を横目に線路を浮上し走り去る。

目を逸らした時からこの島のどこか、消息不明の、季節外れなトナカイ。
季節が、再生とともに全てを摩耗させる中で、胸に巡らすもの、
吹き込まれてきたいくつもの風の匂いが、小さな胸に大きく蘇る。

雲間に消えそうな月の元、冬の風に声を響かせ、森の奥眠る月の輪熊。
雨は上がり、雲間から、太陽に照らされ水色に変わった宇宙が現れる。
晴れた日の雲は、空風にスピードを増す。地平線へとのびてゆく。

そんな中、いつしか忌々しい野猿の帰還、噂は胸を引っ掻く様に流れ、
私情と社会の狭間に落ちたその時、色んな音とともに遠くを眺めたまま、
無防備な心はただ横たわってしまう。 泥土に、岩肌に。

------ ついに逃避した。

生きているとも知れないトナカイ、遥か遥か昔の、模型風景。
たとえ私の命と引き換えに願ったとしても、季節の後戻りはできない。
目を閉じて、時の止まった音に包まれる。ヘッドフォンから繰り返し浴びる。
立ち尽くしてた、でも。 止まっていられるものは、ただ、この音だけ。



■■■ 10月 2日■■■

スージー ・・・・って曲が入ったCD欲しくて、でも欲しいのはその1曲だけ。
この前聴いててなんだか心に染みたから...... じんわり涙が出そうな旋律。サビ直前の溜めがいい。
その曲は、私がよくギターと共にLemonTree唄ってるドイツのバンドだよ。

現実社会からの逃亡者は一時的に帰ってくるとか聞くけど? 神様はいるのかな。
様々な経緯で感じたたくさんの痛み、深いトラウマ。 トラウマに過去も現在もない。
いつか全ての出来事を許せる日が来るのなら、その時から神様を信じることにするよ。
それまでは無神論者と言われても別にいいよ。現にそうだし。願い叶うなら、全てを抹消して欲しい。
天罰下りそうもないから、誰か、同じぐらい痛むまで思い切り心を殴りに行ってほしいって、そんな気分。

ところで、久々に黒いソフトケースから現れたシルバーの表情。
G.の方の復活早いといいなぁ〜 コードがかなり解りづらくて・・(^^;) 曲作られた際のcode覚え書きを下さい・・。
自分のPart、どう作って行こう。解り難いコード解読から逃亡中。こうしてwebにまでまた逃避行。
音楽は音楽でも、バンドの方のイマジネーションここのところ喪失ぎみです。 ふらり。


■■■ 10月 1日■■■

さっき玉ねぎを足に落とした、イタカッタ (;;)
アイロンと衣更えと小説、ジオラマの街を唄う。 そんな、シフォンな半日。 スパイスは夜。
今夜は四日市へ、勇気出して見ず知らずのDr.とVo.の方々の練習、少し見学に行く。いつもの帽子をかぶって。
去年たまに練習させてもらったあの民家のスタジオ、 久し振りにあそこに行ってくるよ。
・・・。どう見ても夢から掛離れた方向を進んでるかな、。 弱い自分に負けてないって言えるかな、前を見てるかな。
帽子に象徴されてるのはやっぱり? いいの!気にしない(笑) 不安は隠せないけど、笑顔でごまかして行ってみる。

 

 

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