◇No.41
------------------
紆余曲折あって、結局のところ、手術する方向へ進んでいる。未だ覆す可能性が0%ではないので何とも言えないけれども、このままいくと、入院まであと10日ほど。

明日、旧正月(台湾や中国などの元旦)で新月の日に、ベーシストのおうじさんとレコーディングをします。プロデュースと、もし持って来て頂ければウクレレもお願い出来たらと思っている。
先月ライブを御一緒させていただいたバンドの方々とレコーディングの算段があったけれども、実際のライブを経て思いのほかロックテイストが強かったのと、私の譜面起こしなどのタイミングやスケジュールなど機を逃し、最終的には安部王子隆雄さんにお願いする運びとなりました。バンドの方々とは、レコーディングではなくまたライブで御一緒したいと思っています。手術をした場合ギターは弾かないかもしれないが、5 月に阿佐ヶ谷でまた歌わせていただくかも?しれません。

何年前だろう、もう8年くらい前かもしれない、東京タワーへみんなでツアーへ行ったときに、おうじさんはワンカップを飲んでいた。もう何度もアルコールに溺れていて、それを知っていただけに、床にへたりこんだ姿を見てワンカップを取り上げてトイレに中身ごと捨てた。けれど…まだ外苑前で働いていた頃、ある夜残業あがりに疲れきっていた私は、助けを求めるおうじさんを見捨ててしまった。それからずっと、本当に未だにそのことをずっと後悔している。ものすごくひどいことをしたと思っている。


5年くらい前、おうじさんは咽頭癌になった。お見舞いへ行ったとき、喉に管を設置するための穴が空いていて、病院を移ったりしたそれまでの経緯を聞くにつけ涙が出てしまった。泣いたことは覚えているが、どのタイミングで泣いたのかは覚えていない。喉の穴から食べた物が出て来ちゃうのに、病院のカフェでドーナツを一緒に食べた。瞬間瞬間を、ものすごく覚えている。昨年再発したが再度除去手術した模様。好きな人はみんな私より長生きしてほしい。歳とか運命とか、くそくらえと思う。それはかつて私にとって一番好きだった人が既に亡くなっているから、余計にそう思うのかもしれない。

ともかく、もしも手術で万が一、ギターを弾けなくなった場合を考え、ひとつ形として残しておきたかった。明日はある程度、いい音源が残せたらいいなぁ…と思う。
(13/02/09)
------------------
いよいよあと1日でライブです。
前回もすごく良かったけど、更にかっこいいライブになりそうです。

手術は未だ迷っています。手術をすれば重い物は持てるようになるかもしれない。キーを打つ時も痛みが無くなるかもしれない。握力も復活するだろう。
けれど、小指側の靭帯を切って手首側に移植することになるので、今度は今現在痛みなく弾けているギターが今まで通り弾けなくなる可能性がある。

紹介状を手に入れ、手首の靭帯で日本では一番権威と言われている先生に診ていただいていますが、医療は絶対値で物を語る。そして、手の神経は繊細です。

年末年始、仕事のことを抜きにして考えてみたところ、本当は私はメスを入れたくはないのではないか、という方向へ傾き始めている。圧力鍋を持ち上げる事が出来るようになったところで、フライパンを左手でふれるようになったところで、ギターが弾けなくなったら何の意味も無いんではないか。改めて、自分にとって音楽って思いのほか大事だったんだなぁと、実感しています。他に没頭出来る好きなことを見つけりゃいいじゃないか、と言われるかもしれないが、没頭することは音楽やっていようと他にそりゃいろいろある。パン作りだの石鹸作りだの、古い映画にドキュメンタリー映画、中国語圏の一人旅、詩集を作っていた時期もあった、魚眼カメラにはまったこともあったし、車の運転が大好きで学生時代にガススタでバイトしてオイル交換も自分でやってたほど、昔の夢は画家だったくらい絵を描くことも好きだし、読みたい本だって相当溜まっていて積ん読状態だ。雨の休日には革製品のあれこれにワックスがけして磨いて悦に入ってますよ。…でも。そういう趣味と、音楽ってのは、ちょっと私の中で位置づけが違うみたいだ。理由は自分でもよく分からない。

明後日もご一緒するギタリストの方にお勧めいただいて、「生物と無生物のあいだ」という本を読んでいます。読み終わる頃までには、メスを入れるかどうか、答えが出ているかな。
明後日はいいライブにしたい。
(13/01/17)
------------------
色々ありまして、随分と更新に間があいてしまいました。

もう本当に何から書いたらいいのか分かりません。解決したのかと言えば未だ何一つ解決しておりませんが、笑。

それにしても大風邪引くわ、10年連絡が無かったくせに10年片思いしていたとか言われるわ、仕事でも正直ありえない事が色々あるわ、5か月前に痛めた手首は実は7歳の骨折の時から靭帯が断裂していた事が判明するわ、自民党が勝って利権まみれの世の中に戻るわ暴走じじいは当選するわ、まあ本当に良い事がまるで無かったわけです。そういえば厄年っていつだっけ? 転職やらなんやら本当に色々あった年でした。

まだ悩んでいる最中ですが、手術する場合は全身麻酔、左手首の数か所を切りまして、親指側の骨に穴を開けワイヤーを通し、小指下の部位から靭帯を切り取ってきて小指側の手首の骨にチタンで留めて移植するという方法になります。1週間入院、1か月ギプス、3か月安静、9か月リハビリという長丁場になり、手術自体の成功率は80%です。現状ギターは弾けるので迷っています。正直言って、個人的には、スポーツ医学の成功率は楽器弾きには適応しない、もっと格段と低いと思っている。現実に造影剤で既に…日常生活が出来ることやスポーツが出来ることと、楽器を弾くことは全く別ものです。

これまで週末のみで、たいして練習してこなかったが、細々18年やって来たギター生命が絶えてしまうかもしれない。こうなってから初めて、もっときちんと練習して弾いていたらよかったと思う。1月にレコーディングをしておこうかと考えています。最後になるかもしれません、19日にライブをします。

皆さん身体第一で。よい年をお迎えください。
(12/12/31)
------------------
しばらく更新が滞ってしまいました。ちょっと3つ4つ、色々あって。まだ解決しきってないのです。なので、今日はここまで。
(12/12/06)

------------------
久しぶりに結構しっかりした風邪ー!って感じの風邪を引きました。

5日もお酒飲まなかったよ。こんな休肝日長いの、何年ぶりかな。でもなんか風邪薬の方が肝臓に悪い気もするんだよねえ。(12/11/18)

------------------
せっせせっせと。

せっせせっせと石鹸が作られております。
何をそんなに洗うのでしょうか。
(12/11/06)

------------------
SNSとは恐るべし。三重在住時代のバンド仲間と十何年ぶりに芋づる式に再会いたしました。大学の軽音学部の秀和先輩や中村先輩、それから社会人になってから知り合ったハープコンテストチャンピオンの山田さん、しっかりジャズベーシストになってた長谷川君、ほとんどの人がまだばりばり現役でミュージシャンをやっていて嬉しかった。香苗先輩や同級生の竜さんは辞めちゃったっぽいけど…。たった1度でもバンドで音を合わせた人は、感覚として普通の友達とはちょっと違う。続けている人たちとは、またいつか会って、一緒に音を出す機会も作れそうな気がした。そしてその時はきっと、出会えた事や自分の人生においてその人が少なからず縁ある人である事に対し、感謝と共に幸せを感じるだろうと思った。

来年の事を言うと鬼が笑いますが、1/19(土)にまた先日のバンドの方々のOactをさせて頂ける事になりました。まだここだけの秘密にしておきます。明日どこへ移り住むとも分からない根無し草、風来坊で自由人な私ですが、少なくとも1月までは今のところに留まりそうです。

音楽は関係ありませんが、大学時代にアパートの隣の部屋ですごく仲良くなった郁ちゃんとも今夜Facebookで再会しました。友達リクエストが届くと嬉しいものですね。
それはそうと、石鹸が次から次へ、とめどもなく生産されています。
(12/10/29)

------------------
週末のライブはとても良かった。ドラム、ベース、ギター3本とずらり凄腕の5人侍、いや殿方が並ぶともう圧巻。はちみつぱいの本多さんからはロックはもちろんブルースやジャズもどんどん飛び出した。最近ではサディスティックミカバンドが良く知られているんだろうか、永井充男さんの泣きのリフも素晴らしかった。

動画も沢山撮ったけれど、持ち帰って見てみれば、そんな素晴らしいフロントお二人が居ながら、私はサイドに居た大好きな濱田さん古市さん細川さんばかりを追っていた。3人とも早大出で頭が良く楽器も相当な実力があるのに、偉そうなところが全く無い! 優しくて全員癒し効果まで持ってるという、どこまでも出来た人たち。やっぱり大好きです。能力があるのに、偉そうなところが全然ない癒し系な人達と関われるのは、私にとってこの上ない幸せ。

来てくれた方々も、みんな楽しんでくれたみたい、良かった。
もう戻れないけど、またあの時間に戻りたいくらい、良かった。
(12/10/24)

------------------
じゃーん。パン作りもいいけど石鹸作りもいいね。

天然成分100%の石鹸を色々作っています。オリーブオイルやココナッツオイルやヘーゼルナッツオイルなどを使用し、色も鉱石トルマリンの粉末とかハーブの粉末、ココアやターメリックです。香りも抗菌作用のあるエッセンシャルオイルのみで。連日連夜作っているので、まだ乾いていない物を入れると、この写真よりも沢山あったりするのだけれど、残念ながら使えるのはどれも12月頃。鹸化といって、苛性ソーダのアルカリが化学反応を起こさなくなるには1ヶ月から2ヶ月くらい熟成期間が必要なのです。

きっかけは。東海地方のライブで20年近くぶりに再会した中学高校時代の剣道部の先輩。なんとなく先輩のアトピーが少しひどくなっていた様に感じたから…でも、どのオイルに個々人それぞれのアトピーが反応するか分からないので、この石鹸によってもしひどくなるような事があったら私も辛いから、送るのどうしようかなぁと、正直なところ躊躇している。色々調べていて、酸化し易い油、アーモンドオイルなどは、我々普通肌の人には良質な石鹸と言えるかもしれないが、アトピーには酸化物は危険みたい。酸化しにくいホホバなどは比較的大丈夫な模様。でも、傾向はあれど最終的にはやはり体質によるみたいだ…。

どんな物も良い面と悪い面がありますね。ひとつ言えるのは、石鹸は買った方が絶対安い。手作り石鹸というものはほとんど道楽だと思う。肌に良いってのも、実際の所、人によって合う合わないがある。なぜかと言うと、大抵コールド製法で作るが未反応を残して火傷する事のないように鹸化率を90%とかにするため油分が必ず余分に残る。オイリー肌の人には界面活性剤が入っていようと市販の液体ソープの方がよほどましかと思う。テッカテカになっちゃうから、笑。普通肌の人には、冬場の乾燥には油分の多い石鹸はいいかもしれない。私自身は、ケミカルな物に対して年々抵抗感が増幅しているのと、ティーツリーなどの精油の抗菌の効力を腐らない生ゴミや黴の生えないお風呂場で確かに実感したため、信じられるもの、という意味ではこういった自分が作ったものが一番と言える。牛乳石鹸ですら、化学成分が入っている。一方で、神経質になり過ぎるとお金がかかる、という悪い例でもあります。 結構語ったね、石鹸ごときで、笑。
(12/10/17)

------------------
先週末、可愛いお誕生日プレゼントが届きました。オレンジのミニアンプ! 地元のとあるミュージシャンから。さすが私の喜ぶ物を知ってる。嬉しかった〜。オレンジはイギリスの機材なのだけれど、チューニングメーターが付いているところが優れもの、何より遊び心を感じるこのフォルムがいいですね。


祝日の月曜はかよこさんとジョンスミスやリサハニガンなどのライブへ。ジョーヘンリーがフロントだったけどジョンとリサの音楽性が良過ぎて完全に観客の心を持って行かれていた。ジョンスミスは3年ぶりくらいに見たけれど、やっぱり抜群にかっこ良かった。一緒に写真を撮ってもらった。欧米人てさらっと肩を抱くなぁ。そしてそれがまた全然いやらしくないのが素敵。


最近夜な夜なある物を作っています。出来上がるのはちょうど12月に入る頃だと思う。出来て来たらここに写真を載せます。
(12/10/11)

------------------
昨日とうとうまたひとつ歳を重ねてしまいました。少し前まで年々この日は憂鬱になるんだろうな…なんて想像していたけれど、国内外の人達からmixi、Facebook、LINEやメールでおめでとうのメッセージが届いて、やっぱりいいものなのかな、なんて思った。日本から頂いたメッセージが一番多かったけど、次いで台湾、果てはアルゼンチンまで。EVA航空パイロットのフーチェさんや、ギタリストの中村善郎さん、全くの予想外で、嬉しかったです。もう随分とお会いしていない師匠からも、今年もちゃんとお誕生日になった0時頃にメールが届いた。相変わらずにくい演出するなぁ〜ってニヤニヤした。数えてみたら 60 人近くも!ありがとうございました。

香典婆あなる曲を作る日も遠くない。これは案外いつかお葬式をしたら沢山集まってくれるのかな〜幸せだな〜…なんて思ったけど、地元でしかも私の交友関係を全く知らない親族が開いたら全然集まらないだろうな。仕事とプライベートは一線を画しているし、もしその時が来たら、どうやってその事実が広まるんだろう。あの人は今?海外にでも行ったんじゃない?って事になるんだろうか。ここを見ている皆さん!もしtwitterなどのSNSやここが断りもなく全く更新されなくなったら、ありこさんお空へ逝きました。気付いてください、笑。

婆あ三部作、次は商店街婆あで。
(12/10/05)

------------------
トモローさんに教えてもらったあの曲をYouTubeにアップしました。
ギター弾きを見ませんか
(12/09/30)



←Textへ戻る
←Topへ戻る