昔々、その昔、PAOとか、フィガロとか、pandaとか、大好きだった。
でも夏場の惨状を知ってから私にとってはファッションか見物用の視点に変わった。
学生の頃、3つもバイトをかけもちしていた私。楽器を買うためだったのですが…
そのバイトのうち1つにガススタ(シェル)があって。その頃から徐々にスポーツ系に傾倒。
WRXやFCなどFull4に興味を持ち始めた。リッター3K、走る際に蓋開けて観察したかった。
Rなら33ではなく32だとか、ランエボなら3だとか、堅固趣向???
そんな中camaroのことを「これ、キャメ〜ロって読むんですか?」と聞いて爆笑される。
今は普通車に乗っているけど、学生の頃は軽四の丸い目をしたminicaだった。
当時のバイト先の車好きな社員さんとよくしょうもない話をしていた。
「この前、ワゴンRの改造車が23号線を20台くらい連なってて、ビックリしました」
「ワゴンRショーでもあったんちゃうんか」
「そうでなくてもあの車、改造車多いですよね」
「あれはほとんどそうやん。そういや、この前お前の車も改造車見かけたで」
「えっっ!? minicaでどこをどー改造してたんです?」
「ボディのところに、合同ガス、とかペイントしてあったわ」
「それ、商用車じゃないですか」
更に趣向は変わる。私、バンドのメンバーとか音楽集団でワゴンに楽器乗せて、
みんなも乗って1団で移動したかった。機材とかを車にいっぱい積んで。
みんなで乗り合いして、音楽の話題でも話しながらライブハウスとか、
練習所に移動するのが夢だったりした。くだんない?確かに、くだんないかも…。
私のあの軽四で、メンバー5人で高野尾の練習所へ登った時とかすごく幸せでした。
(法律違反なのは言及禁止ね。彼等に後部座席からあれこれ口出しされました。
そこまでアグレッシブな運転してたつもりもないんやけどね……。)
「5人のってんねんでぇー
ブレーキのかかりちゃうねんでぇー」
高野尾のキツイ傾斜を登る際、さすがに軽四で5人+楽器だから、すさまじい轟音。
「どうしたminicaー」「後ろつまってんでー」「車降りて押そかー」
そして、S2000が出た当時の感想は、横から見ると、ロードスターよりシャープ。
上から見ると鋭い目をもったなすびみたい。シャープななすび、そう言ってた。
グリーンロードや青山をしょっちゅう滑走疾走していた。木々の間をくぐる際、
オープンだったらどれほど気持ちがいいんだろう、ってよく想像していた。
ちょうど気候が穏やかな頃やったんかなぁ、たいていは、窓を全開にしていた。
そして、月日は巡り、いつのまにか、趣向はなんとスポーツセダンになっていた。
最近はもっと小さいのがいいと思ってたり。こぶりのハッチバック。小回りきくやつ。
そういう訳で、趣向の変化はとめどなく…歳とともに更に変わるんだろうね、きっと。
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