2004年1月〜5月

 

 

04/5/31

ごめん。もう6月になってる。午前4時。
5月は1日も書いてない!何かかかなきゃ‥。
あわてて更新しようとしたけど、
頭の中で、言葉ばかりが空回り、空回り。

もしかしたら、存在が、空回り。
最近毎日が早すぎて。
根本的なこと、よく忘れてる。
表現する人って、概してそうなんだって。
さっき電話をくれた友達がそういってた。
本で読んだんやって。
表現せずにいられない人って、ナニカが欠けている‥
その、ナニカって、なにかな?
それが分かれば空虚を回らないでいられる?

見えないものが触れられず交錯してる。
空中を舞う心は、たんぽぽの種のように、
綿毛と舞って、地面に落ちて、
次の季節までそっと待つ。
この梅雨は自身を抱えるようにして雨を受け
暑い日差しはぎゅっと目を閉じて歩く。
秋になれば夢を見て。
冬になれば空を見て。
またいつか、風に舞うその日まで。

でも私的にはオチがあったりする。
秋が一番好きだったりする。梅雨入りかぁぁぁ

 

04/4/28

これじゃなきゃ、あの人じゃなきゃ、こうしなきゃ、
こうじゃなきゃ、だめっていう必然性が薄れている。
数知れない偶然性に惑わされているのか?

胸の奥にしまい込んで、目をつむる事を覚えた。
見なかった事には、聴かなかった事には、できないくせに。
胸の底のほうで、あのベース音が、ブレイクを伴って低く厚く響く。
突き上げる様な安定した音が忘れかけた切なさを呼び覚ます。
どこか懐かしい山と谷があって、望郷の如く音に身を委ねる。
けれど再び、都会の喧騒に弾け飛んで、散ってゆく必然性。

 

04/3/1

ここはもう日記じゃないね、月記だね、笑。
大人になってゆくことは、ある意味とても切ない。
何年振りかに、何年越しの、月記を覗いたら
今よりずいぶんと思考回路が単純だった。

あの頃、青山高原を駆け巡ってた。
覚えてる?昔は空に聳える風車もなかった。
授業をさぼって研究室裏や海岸で語った。
一番の親友よっしーが自主退学した。
公園で入学願書や単位取得表を一緒に燃やす。
近所のおじさんに「火事んなったらどうする」と怒られ。
卒業してみんな全国散り散りになった。
あの頃の事も忘れ、最初の数年はまじめに働いた。
エメラルドの海と、散りばめられた光を眺めた。
海辺のお猿が世界一周に消えた。
海外から突然別れの手紙が届いた。
ピアノの上にベルモット、お店でゆらゆら歌った。
シンガーソングドランカーなんていわれた。
月の歌を聴いて、ホタルを見に行った。
ピカピカ宇宙人と10回以上別れた。
6回転勤した。心がぐるぐる廻る。会社は辞めた。
失うものもなくなったし、遠くへきた。
いくつかの再会といくつかの別れ。
人類にまみれてふらふらと彷徨う。果ては臨めない。
あの頃の仲間が、もうじき結婚する。
そのお祝いに最近作った曲、Duoっていうの。
Duoって曲をSoloで歌うの、笑。ストイックでいいでしょ。

色んなことがあって、少しずつ世の中を知るたび、
複雑に入り組んで、ありのままのありさまが変わる。

 

04/2/3

噂のみなとみらい線が、嘘のように開通した。

最近、色んな種類のキャンドルを集めてる。
今日はどれにしよう。
灯すときは、必ず、部屋の電気を全て消す。
で、好きな音楽を頭上のスピーカから流して、
更に、もらい物のCAMUSを少しなめる。
飲めないからね、なめるだけ。 ぁ、これ本当。

バブルバスとフローティングキャンドル。
穏やかに揺れる白い泡がふわふわ照らされて、
ふと、スキーのナイターを思い出した。

何物にも脅かされず、静かに刻まれる時間。
それは危険なほどに穏やか。
人生のうちで、こういうゆらゆらした時間が
一番幸せなのかもしれない… なんて思う。
そんな事を考え密かにひたって満足していると、
部屋に居るのは一向に一人。 ぁ、これも本当。

 

 

04/01/01

明けましておめでとうございます。
毎日が飛ぶように過ぎる。夥しい程の、息吹。
こうして毎日たくさんの違う顔を目にする様になって
知り合い以上の関わりを持てる人の数が
人生のうちでいかに限られているか、
苦しいほどに感じる事がある。
人の出会いというものの貴重さに気づく。
特に、電車に乗っているとき。
こうして部屋にいるときもたまに、
パラドックス、また、その感情が押し寄せる。
昨年は、お世話になりました。
本年も、よろしくお願いします。

 

 

 

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